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ONE VOICE笑っていれば、イイコトあるよ
* ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE * Don't love me for who I am. Love me for who I can be, and I'll be that person for you. 2009.10.19 Monday
Music: 夜を駆ける - spitz > mimiがあの瞬間すきだった曲。 声がひっくり返るくらい泣いたあなたの一生懸命さが、 演技をみているのではなく、
正宗くんの精一杯のお辞儀が、相葉さんのふつう、というところが笑えました。相葉さんのお辞儀を好きな人は結構たくさんいると思う。 あいば、薄着、Vネック、ばんざい! 「お父さんが一緒だから、寂しくないね。」という言葉で始まったこのエピソードは、結局、正宗くんも、コハルちゃんも、「さみしい。」という結論で終わる。人がひとりいなくなる、ということは、とても寂しいことなのです。だけれどそれと同時に、「かざまこはる」という言葉が当てはまって完成するパズルがひとつだけじゃないことに救われるエピソードでもある。このドラマの、ひとつをひとつずつ片付けていく、というスタンスは、踏み出せる一歩を確かめながら歩いていく新しい親子に、とてもあっていると思う。今回はとにかく演出と脚本が素晴らしかった。もちろん相葉さんと萌々果ちゃんは素敵でしたけれど、あくまでもそれをお膳立てした高橋伸之さんと、荒井修子さんに拍手です。素敵にまとまったお話でした。ありがとう。 何故シャンプーのシーンを飛ばしたのだ!(憤怒) 「かあさん、ちょっと心配しすぎだよ」の「かあさん」のDeliveryが死ぬほど好きです。いい。あの言い方。 私は、コハルちゃんは、いい子でいるのが好きな子なのだと思っています。本当にこういう5歳児がいるかどうかは別にして、彼女の言動が理解できるかというレベルで問えば、彼女はとても分かりやすいキャラクターだと思う。彼女は周りの人間が笑ってくれたら幸せなのです。昨今、「いい子」という言葉が乱用されていて、自慢じゃないですが、私も高校時代、一概にいい子とされることに抵抗を感じていました。だけれど私は声を大にして言いたい。いい子でいることは、ほんとうは楽しいことなのです。自分がいい子でいることに対して返ってくる何かしらが、自分の幸福に結びつくのであれば、それはあくまでも人格的に自分が努めている姿勢が報われていることの証明であって、無理とか偽りとか、そういうネガティブな要素はどこにもないはずなのです。コハルちゃんは、正宗が笑えば嬉しいし、正宗が顔をしかめれば泣きたくなるくらい、純粋に自分の父親を愛している子供なのだと思う。そうして見れば、このエピソードはそんなに辛くないのです。なぜならコハルちゃんは我慢をしているのではなく、がんばっているだけだから。5才だからあんなに健気に見えるだけで、本当は人ががんばるということは、あれくらいの強靭さを伴う作業なのだと私は思います。だからこのエピソードは、親子が、お互いのために、さみしさを打ち消しあおうと、前向きにちょっとだけ間違ってがんばっていたエピソードなのだと思う。 今回の脚本て、まるまる原作をベースにしてるんでしょうか? 上手いなあ! この薄味加減が凄く好きです。必要事項を丁寧に掬い上げて、ふるいにかけた感じの仕上がりで、聞いているのがめんどくさいシーンがまったくといっていいほどなかった。「これからもずっと一緒に生きていくんでしょ!」 そうなのです。見ている私たちは、正宗がやっていることが父親として正しくないことは分かっているのだから、長ったらしい説教なんてなくていいし、背中を押してあげる言葉がひとつあればそれでいい。大家さんがコハルちゃんを発見したあとの、正宗との5コトくらいのやり取りなんかは、完結に愛で固められていて素敵でした。それから、「僕はコハルちゃんの父親としての勤めを果たさなくてはいけないので。」といういかにも義務感で構築されているセリフ。そこに選択肢のない感じ満載の、相葉さんのDeliveryも最高でしたが、あの流れの中であの堅さを見せる言葉遣いは秀逸だと思いました。 このエピソードは印象に残る画が多かったと思う。唯一の凸凹といえば、大家さんが子供の入居を反対しているシーン。あれは結構Out of placeで、不自然だったかもしれない。だけど私の好みの問題からいえば、「まさむねくん、またおしごとにもどるでしょう? こはるはへいきです!」の後の演出なんかは万歳でした。シンプルで効果的なうなだれ具合。無理に寄らないところもすき。それから「コハルちゃん、着替えロッカーにいれようか」と差し出した左腕が、行き場をなくしていつまでも中途半端に差し出されている件。あれはDirectionなのかなあ。正宗くんが硬直したまま動けないでいる描写が今回のエピソードは多くて、走り出してしまった日常にどうしても10秒くらい遅れを取っている彼の戸惑いがよく伝わってきます。 肩に抱えた小さくて重い体温を、そっと何度も軽く握ったり、優しく繰り返しさすったりするのも、Directionの結果なんでしょうか? もー、あいばかは何でもかんでも相葉さんが自己発信でやってる演技なんだと思いたくてしょうがありません(苦笑)。だってあのタイミングであの仕草は素晴らしい超だったよ(Am proud!)。もう一個は、「僕は、コハルちゃんのことが好きだよ。ずぅっと一緒にいたいと思ってる。だから、ほんとうのことをゆってもいいんだ。・・・さみしい?」「・・・さびしい。」のシーン。このやりとりを初め、この前後の多くを引きで撮った監督の勇気に私は拍手を送りたい。壮大な比べ方をすれば、スピルバーグがプライベートライアンの最後でハンクスを引きで撮り続けた素晴らしさに近いものがあります。だからこそ、その後の「僕も寂しいな」とか、むしろその前の圧巻の正宗の表情とか(あの相葉は心底上手かった)、心情を吐露するところが直球で投げられて、見ている私たちはそれをまともに喰らうのです。ここだけじゃなくて、今回は結構大事なシーンを引きで撮っていることが多かったように思います。私はそれが凄く効果的だと思いました。このドラマが作ろうとしている、静かでささやかな決意と戦いと幸せは、あの距離で見つめてこそ美しく語られると思う。 2人で泣きじゃくるシーンはあまりにも、あんまりにもかわいらしすぎて、私はぐふぐふ笑いながら一緒に泣いてしまいました(敗北)。だってーあの2人がもー、どーにもこーにもあんまりでー(涙)。コハルちゃんを抱き寄せて、もう一度小さな背中に回される大きな右手が、優しさで満ちていてとてもすき。あれは絶対相葉発信です(笑)。これほどまでに、相葉の手を愛したことは私はないよ。桜色のジャンパーを握り締めるあの精一杯さが好きです。 素敵。大好き。拍手。皆さんはどうおもった? 2009.10.12 Monday
*はくすお返事、明日です!* | 1/1PAGES |
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