ONE VOICE

笑っていれば、イイコトあるよ

* ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *

Don't love me for who I am.
Love me for who I can be,

and I'll be that person for you.
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ファンであること

Music: Love Story Meets Viva La Vida - The Piano Guys

なぜか公開されていなかったのだけど、
いま読み返すと何で下書きにしたままになってるのか分からない。
けっこ面白いとおもうんだけど(笑)。

特に昨年はPentatonixのファンの間でも似たような議論があったので、
時系列的には全く以て脈略がないけど、以下、
2010年1月13日(5年前かよ!)に書いた文章です。

読んでいるうちに嵐さんがどのあたりにいたか思い出せると思います。

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"It's an interesting observation, in a, you know, observationally interesting way." - Sam Winchester in Route 666

久しぶりに見切り発車します。

アメリカにいたときに、大学で初めて物凄く仲良くなったのは、
イスラエルから来ていたChenという女の子でした。
私よりは5個くらい年上で、非常に自分の考えをしっかり持っていて、
思うところを躊躇うという言葉を知らずにホイホイ発言していたので、
しょっちゅう言い争いに巻き込まれていました。

衝撃的だったのは、
初対面の男の子と5コト交わした後に"You are gay, aren't you."と言い放ったこと。
言われた男の子もその勢いにひるみつつ、
"Yes, I am."と、余計なことを考える間もなく返事したこと。
その彼が、私が人生で初めて出会った同性愛者だったので、衝撃は10倍。

今考えればあれは、
時と場合によっては大変なことになっていてもおかしくなかったのだけど、
でも確かに、そもそもが大変なことになる必要のない、
別段取り立てて騒ぐほどのことじゃない訳なので、
だから別にこの会話の中で聞いて何が悪いの?という彼女の姿勢は
何よりも普通だと思う。

大学にあった黒人クラブと大喧嘩をしたChenが
大泣きしながら帰ってきたことがありました。
黒人じゃないから仲間に入れて貰えなかったらしい。
これを英語で、Counter-disctiminationという。
逆差別。

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ファンという言葉は辞書で引くと意外と面白い。

もとになっている英語は
Fanatic: n.> 狂信者。

広辞苑で引くと(自前の9年前の電子辞書)(今となっては14年前)
ファン: n.> スポーツ・演劇・映画・音楽などで、ある分野・団体・個人をひいきにする人。

では「ひいき」とは何なのか?
ひいきする: v.> 気に入った者に特別に目をかけ、力を添えて助けること。後援すること。後援者。パトロン。

私はパトロンというところでうっかり笑ってしまった。
ファンクラブっていうのは要するにパトロンの集まりってことなのか?
年会費って言うのは、出資金ってコトか。
そう考えると利害が一致していて非常にビジネス。

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私の理解では、ファンという言葉それ自体には、
ただ手放しで好き、という以上に、
対象に向けて自ら行動を起こす、という意味があると思う。
それがつまり、「ひいきにする」ということなんだと思うのだけど。

そうなってくると、
私が起こしている行動はブログに嵐さんの話を書くくらいなんですが。
「特別に目をかけて」応援はしてるけど、
「力を添えて助ける」つもりはあんまりなくて、
もしそういうときがきたら自分たちで勝手に助かってくれればいいと思っているし、
助かるにしろ助からないにしろ、
その過程を見るのが面白い対象だと思っているのです。

嵐さんは、
ステータスが不安定な時が一番興味深い。

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タレントと、ディレクターと、プロデューサーという私の思う映像商品の3大要素があります。

私の理解では、プロデューサーは商品を決める。
何を売るのかを考える人。
今の社会を読んで、そのニーズを見分けて、そこに求められるようなものを、売れるように売る。

ディレクターはタレントさんを目的地まで導く人です。
目的地の在り処を明確に表示して、
そこまでの歩き方を具体的に説明する人。
「こういうところに行きます」
「こういうふうに行きたいです」
「だからこうして」「だからああして」
ととにかく指示を出しまくる人。

本当はプロデューサーさんとディレクターさんの目的地は同じでなければならないんだけれども、
最近はそうじゃないことが多いみたい(特に映画界)。
宣伝文句に乗せられて行ってみたら、
何だか宣伝されてたことと違う映画を見せられた、というのは、
この目的地が派手に違っていた場合に起こる現象。
(私の解釈ではヤッターマンがこれ。)

映像商品の中に生きるタレントさんというのは、
決められたレールの上を、
いかに決められたところまで走りきるか、
に命を懸けているのだと思うのです。

だけど嵐さんに限らず、
世間一般的にいって、
「決められていないから面白い」というミラクルは、
あると思うのですよ。
なぜなら正解することの楽しさなんてたかが知れているのです。
迷走より愉快な生き方があるだろうか? いや、ない。(反語)

私がこよなくぐだぐだな実験を愛す理由もそこにあるのです。
いつまでたっても飛べない紙の気球を愛す。
瞬間最高視聴率のミラーマンを愛す。

だけどモノゴトは目的地があるからこそ成功を定義できる。
売れていくということが成功できるということであるなら、
嵐さんは当分定められた到達地点に示されたルートで歩いていくのだと思うのです。
そして定刻到着することで、
参加した作品に意味を見出すことができる。

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正直、
嵐ファンを自称している人にとっても、
今、嵐さんのファンであることを定義するのは、
本当はとても難しいことだと思うのですね。

それはなぜかというと、
どこまでが嵐なのかがもう分からないから。
だから彼らの噛んでいるドラマや映画の感想を書くのはますます難しくなっていくし、
嵐の曲を好きだといっても、
それが例えばシンガーソングライターのファンだというニュアンスとはどうしても一致しない。

純粋に嵐さんだけをひいきすることはもはや無理なのだと私は思う。

ドラマを漠然と応援しているとしても、
実際に見るかどうかとか、
その後どういう感想をもつかなんてのは、
もうそこらへんの一般人と変わらなくてしょうがないし、
むしろ微妙に偏ったりしてておかしなことになっていてしょうがないと思うのです。
だって作品に収まっているのは嵐さんのようで嵐さんじゃないよ。

今となっては、
彼ら自身がそう言っているように(小クラか何かだったけど覚えてない)、
きっと、コンサートが唯一の嵐王国なんだと思うんですよ。
そこだったら、純粋に嵐を見て嵐だけを見られる。

しかしこの激戦の中で、
その恩恵を受けられるのはほんのわずかの人だと考えると、
逆に「ファンを名乗れるのは一体全体誰なのか」ということになるわけで。

そうするとやっぱり嵐だからというだけの理由で
何かしらのポジティブな感情を起こしている人、
ただ応援している人
というのが一番オーソドックスで平等な定義の仕方と思うしかないような気がするわけです。
そこにCounter-disctiminationはなく、ファンだというなら誰だってファンになれる。
黒人だろうがイスラエル人だろうが、
「入れて」といわれたら「どうぞ」というしかないコミュニティーなわけですよ。

あくまでも、嵐という要素に前向きな刺激を受けたかどうかというレベルの話。
動かされたかどうか。

心が反応したかどうか。

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このエントリを書くに当たって、
やふーで

ファンとは
と検索してみました。

これだけ書いておいてなんですが、
ファンあることってそんなに難しいことじゃないよね?(苦笑)
一緒にしないでという排他的で高飛車な思いさえなければ、
そもそも定義する必要すらないことのはずなのです。

最近のニュースにとんと疎い私ですが、
嵐会に誘って下さる嵐友達は優しいし、
聞けばいろんなことを教えてくれます。
カラオケで知らない嵐の曲もあるけれど、
ニコニコ笑ってリズムに乗ればファンもへちまもないでしょう。

いいんじゃない?みんなファンで。
新も旧もなく。

出会ったこともない誰かと一緒に好きなものがあるというのは
この便利な世の中で私たちが気付ける以上に
素晴らしい出来事なのだと思うのです。

それは、青い空っていいよね、といって笑いあえる瞬間に似ている。

私たちは出会うよりもずっと前から、
同じ空の下にいたんだなって気付く瞬間。

一人じゃなかったんだって。

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一人じゃない。

ファンというのは、そういうことなんだと思うんだな。

嵐エントリ復活パチパチ!笑

arashi | 12:41 | comments(0) | trackbacks(0)
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