ONE VOICE

笑っていれば、イイコトあるよ

* ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *

Don't love me for who I am.
Love me for who I can be,

and I'll be that person for you.
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | -
The Imitation Game
久しぶりなので、最近どうしてるとか、
イギリスがどうだとかいうお話もしてみたいけど、
今日はベネディクトさんがあまりにもあんまりだったので。

tig
Director: Morten Tyldum
Starring: Benedict Cumberbatch, Keira Knightley


ネタバレはありません。

物語の仕立てとしては、私はちょっと時間軸の配置があまり好きでなかったなぁ。
でもそのおかげで最後がなによりも美しくまとまっていたのも否めないので、
それはそれで良かったのかもしれない。
もう少し画像的に、時間が動いたことが明確であればよかったのかな。
(それか私が観たぽんこつ映画館がぽんこつだっただけかも。)

何はともあれBenedictでした。
やっぱり本当に素敵な俳優さんだなと思った。

去年フランケンシュタインの舞台の映像を観た時に、
初めて彼の能力の振れ幅というか、
振りきれちゃっている感じを目の当たりにしたのだけど、
今回もそれを感じた。

なんていうのだろう、あれがBenedictなのは分かっているの。
だいぶ痩せてたけどね。
でもBenedictを見ながら、Alanは本当に生きているのだと思った。
私はこのAlanを知っていて、
その彼が私たちと同じように孤独や葛藤を抱えていま一緒に生きているのだと
なんだかすごく身近に感じられたんだよね。
現実の事として見ることができたの。

それが凄いなと思った。

なので感動する場面でもなんでもないところで
突然泣けてきちゃったりしてさ。
この人と知り合いだったらたまらなかっただろうな、と思って。
私たちが今知っていることを知りながら、
こんなにも近くで彼を見守ることができたら、
たまらなかっただろうな、と思った。

だから、
そんな人がいなかったのだという事実が、
そんな距離に立つことは罪だったのだという歴史が、
どうしようもなく切ない。

----

演技力というだけではなくて、
今この場面がどういう力を以て作品の中で作用すべきなのかとか、
今このカットがどういう音色で観客に語りかけるべきなのかとか、
そういう頭もすごくすごくつぎ込まれたのだなということが
ひしひしと伝わってくる演技でした。

You broke my heart into pieces, Benedict.
What a performance.

----

イギリスの小さな町の、平日日没直後の映画館には
おじいちゃんおばあちゃんがたくさん観に来ていました。
きっと二次大戦のときに生きていた人たち。

Alanが助けられなかった人を家族に持っている人もいたのだろうし
Alanが助けた人が家族になった人もいるのかもしれない。

正しさってなんだろうって考える帰路で確かだったのは、
Alan Turingに生きていて欲しかったということ。
そしてこの映画の趣旨を理解し、受け入れられる社会に成長したイギリスを
彼が守ったイギリスを、
その眼で見て欲しかった。

----

良い映画でした。
Benedictの瞳が何よりもきれいだった。

パチパチ。

■ cosmosさん> う わ あ ! ご無沙汰していますお元気ですかー?? まだ繋がっているなんて凄く嬉しい! ぱちこめありがとうございます。うん、解放されるっていうすがすがしさは人生に必要なものの一つだと思うな。
review - movies | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0)
| 1/1PAGES |


CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
<< February 2015 >>
PROFILE
NEW ENTRY
RECENT COMMENT
カウンタ
はくす
arashi
RECENT TRACKBACK
RSS
CATEGORIES
めーるふぉーむ
Photo album
LINKS
ARCHIVES
OTHERS
RECOMMEND

SPONSORED LINKS