ONE VOICE

笑っていれば、イイコトあるよ

* ONE LOVE + ONE LIFE + ONE VOICE *

Don't love me for who I am.
Love me for who I can be,

and I'll be that person for you.
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Music: Nuvole Bianche - Ludovico Einaudi (cover by Alexander Flemming)

 

人とお話するだけでなく、

何かを分かち合えた今日。

 

もう少しここにいてもいいかなって思う。

 

----

 

トロントの

煌めく濁りのない水辺で

風のにおいだけを感じながら

自分が自分の無力さを忘れていたことを思い出した。

 

できると思っちゃってたんだいつの間にか。

がんばればいいのにがんばらないで

だからサボってるばかりのような気がして

ごめんなさいごめんなさいってみぞおちの奥の胸で呟いていたんだけど

 

でも本当は私には何のパワーもないんだった

 

ひとりで眠ったベッドから

誰も私を待ってはいない世界に目覚めて

身体を起こして

顔を洗って

荒んだ空気の社会に出ていく。

白い息を吐いて

分かるような分からないような言葉たちで会話をしながら

私は音を聞いて

頷いて

首を傾げ

歩いて

立ち止まって

お金を生んだり使ったりしながら

存在している

 

今この時のこの世界で生きている

 

これはすごいことなんだ

 

----

 

なんでこんなに簡単に忘れちゃうんだろうなぁっていうくらい

当たり前の気がしてしまうの

 

周りを見て

できている人ばかりで

 

なぜ自分はちゃんと起きて元気になれないんだろうとか

なぜ自分はお家がきれいじゃないんだろうとか

なぜ自分は

なぜ?

なぜ?って

 

でもこれは

何かができていないのではなくて

どこからか後退しているのではなくて

ここから前へ進むところなんだって

デフォルトなんだよ

そういう設定なの

 

マイナスではないから

あとはプラスになるしかない

 

----

 

ないものではなく、

そうじゃなかった自分ではなく、

動き出した自分を数える

規定値から

ちょっとがんばって離れようとしている自分

 

暫く会っていなかった友達にメールをしたから、1。

このまま流しても良かったけどこの気持ちを文字にしたから、2。

 

向こう側の見える水が風に揺れて

閉じた目でも季節が流れていく様子を見てとれたから

トロントまで出かけた自分に3。

 

今日を終えた自分に4。

 

明日もきっと目覚めて息をする自分に5。

 

 

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